2020年3月27日(金)

 コロナウイルス感染渦のため、ほぼすべての行事がキャンセルされて、弓人の皆さんも悶々とされていることでしょう。かくいう私もこんな長期間にわたるとは思っていませんでした。どうにかならないものでしょうか?

 さて、そんな中ではありますがひとつお知らせをいたします。このHPを管理し、ブログも執筆していたのは専門委員長の髙塚だったのですが、この度その職を辞することといたしました。西依功前委員長より引き継ぎをうけ就任以来、何時のまにか15年も経ってしまいました。

 その間には様々なことがありましたが、ベタな表現になりますがあっという間の15年間でした。就任したばかりの頃は、何していいか分からないのに、周りの人からあれこれ注文をされてパニックになったりしました。大会も専門委員長が指示して初めて人が動くという状態の部分が多かったように思います。しかし、最近は準備も何もかも皆さんがどんどん進めていて、いつの間にか競技が始まっているという状態になりました。それはそれで、競技委員長のOKなしで始めていいのか?って突っ込み入れそうにもなりますが、スムーズに大会が運営できているのを見れば、その立場を離れるのも心残りはありません。

 15年の間に口蹄疫、鳥インフルエンザ、そして現在のコロナウイルスと大きな疫病問題があり、新型インフルエンザもありました。こう書くとなんだか疫病との戦いに明け暮れたようにも見えますが、さすがにそこまでではありません。しかし、そのような世の中の大きなうごきを無視してはスポーツはできないんだなと、今の状況を見ればつくづく思います。世の中が平和で安心できる状態で、初めてスポーツができるということです。早く正常な状態に戻って、皆さんと楽しく弓を引きたいし、高校生の大会が無事に開催されることを願ってやみません。

 専門委員長を続けるモチベーションがいくつかありました。ひとつは、全国高体連との関わりを通じて、とてもたくさんのことを学ぶことができたということです。自分の部活の強化がままならないのに、会議の出張で全国総体に行くことができて、そこで全国の高校生弓士たちが繰り広げる素晴らしい試合を見ていると、それだけでものすごい勉強になりました。それを見て、宮崎県の代表たちにも頑張ってもらいたいと思って、県内の様々な行事に生かそうと努力してきました。

 それから、専門委員長は自動的に県弓道連盟の理事会に高体連担当理事として加わる事になるのですが、そこでのいろんなやりとりも大変勉強になりました。これらのことを通じて、弓道人として成長する自分を実感し続けられたのが、大きなモチベーションでした。理事会では、特に昇段審査で中高生の評価の仕方について、他の理事の先生方と激論を交わしたこともありました。昇段審査の状況が近年少し変わってきたと感じる方もいらっしゃると思いますが、そこでの議論を踏まえての変化でもあります。

 そして、全国総体が宮崎で開催されることになってからは、そこに向かって努力を重ねてきました。良い大会だったと褒めていただきましたが、これは自分1人の力ではないと痛感しています。

 ここには書き切れないたくさんのことがありますが、とにかく15年間夢中でやってきたつもりです。これからは普通の顧問として部活します。

 後任の委員長は宮崎工業の萩原先生です。よろしくお願いいたします。

 

 

2020年2月29日(土)

 閏の日に書いた文章を残せるのは4年に一度だ。深い意味はない。

 なんでも横並びは嫌だ。しかし、僕がやるといって僕がたたかれるのは全然かまわないんだけど、行事を運営するほかの先生方があれこれ言われるのは、申し訳ない。いろいろな行事について、中止の判断をしました。専門委員長になって15年ですが、初めてのことばかりです。苦渋の決断ってこんな感じなんですね。

 相変わらず、審査で落ち続けています。名古屋まで行って的に一つも穴をあけることができませんでした。しかし、次の週に行われた研修会では絶好調でした。なかなか思うようにはいかないものです。

 

2019年2月26日(火)

 平常心の大切さ・難しさ、昨年4月のブログで、それを書きました。試合の序盤に調子が良かったのに、調子に乗っているうちに後半失速してしまうということを繰り返していたわけです。その後も、試合の度になんだか似たような経過を繰り返してましたが、今回もやっちまいました。しかも「ど派手」に………。
 週末に、一般社会人の県大会に出ました。個人戦で、四矢3回の12射勝負です。最初の一射はやはり緊張しましたが、どうにか的中を得ました。けっこう気持ちよく離れました。そしたら次々と中って、何と四矢皆中!! 実は、年末の特別講習と先日の全国研修会でそれなりの手応えを感じていたので、全く予想外ではなかったのですが、そりゃあうれしいです。周りの人たちも、すごいねーって褒めてくれます。しかし、「浮かれちゃいかん、平常心平常心………」と平静に過ごしました。そうしたら、2回目もなんと皆中!!!!! こりゃまたうれしいじゃあ~りませんか。この時点で、8射皆中は1人だけで、国体常連の人たちを押さえて、単独トップです。それでも、「平常心平常心………」とぶつぶつやってました。
 さて、ここまで読んだ人は、だいたいオチが読めたんじゃないでしょうか? そう、私はその期待を裏切りませんよ~。3回目、射場外控に立った時にもう平常ではありません。心臓がばくばくして、身体が重い。射位に立って打起した時点で、「いつもと違う!?」と分かりましたが、修正する心と体の余裕がありません。さっきまではビクっても立て直す余裕があったのに、今回はもうダメです。あっさり離して掃き矢………_| ̄|○ この時点で、単独トップはありませんが、気を取り直して次の矢を………、ダメです。一度切れた気力の糸はもうつながりません。その回は無残にも1中。トータル9中で、トップはおろか3位決定戦にも残れない始末。実か3回目が始まる頃、昨年末の事故で痛めた肘に痛みが戻ってきてましたので、その影響もあるのですが、これを言っても言い訳にしか聞こえませんので、黙ってました。退場しながら、師匠を始め、たくさんの人たちにいじられました。そしてとどめは、自分が残るはずだった優勝決定戦の進行係をやるというある意味屈辱の幕切れ。家に帰っても、いつものような食欲がありませんで、おぐらのなんちゃんセットが食べられず、ちゃんぽん単品でした(ただし完食)。 このままでは終われません。この結果から何かを学ばなきゃ。
 間違いのひとつ目は「平常心の履き違え」。中ったら素直に喜べば良かったんです、いつもそうしてますから! 褒められたら素直にありがとうと笑顔で答えれば良かったのに、いつも通りに過ごせば良かったのに、中りから来る慢心を押さえようと思って、変に冷静を装ったのが間違ってました。その変な気持ちが次第に積み重なって、プレッシャーとなって両肩やら両足の重石となっていました。「理想の普段通り」と「実際の普段通り」の乖離に早く気づけば良かったのかもしれません。間違いの二つ目、状況の変化について行けなかったこと。四矢3回の2回目までは坐射でした。私は、坐射が好きです。立射は好きではありません。ということで、3回目の前に「嫌だな~」と心の中で叫んでしまいました。状況を素直に受け入れられず、切り替えることができませんでした。未熟です。間違いの三つ目、途中から目標が変わってました。2回目までは、稽古の成果を「良い射」で表現しようと頑張ってたのですが、今思うと、3回目はそれを「中り、勝利」につなげてました。これはいつもの精神的な悪いクセです。この部分が保つべき平常心なんでしょうね。
 しかし、収穫もありました。四矢皆中を2回続けられたのが一番の収穫です。その中の半分くらいは、今目指している離れがいい感じで出せました。この感覚は大事にしたいです。そして、皆さんの頭の中にあるらしい「そこそこ射型がいいけど中らない人」というイメージを少し変えることができたかもしれません。試合では、それがけっこう大事です。最初からいいカモ的に見られるよりなんぼかマシですからね。でも、失速具合が華々しいから、ますます与しやすしと思われたかもしれませんね。どっちかな?
 次の試合は都城弓まつりです。四矢皆中が個人予選通過の条件ですから、いままでは始まる前から白旗状態でした。でも、最近の結果から、決してあきらめる必要はないんじゃないかな~と思うようになりました。稽古できる日は少ないけど、頑張りましょう。 

 

 

2019年2月12日(火)

 先日行われたKIRISHIMAツワブキ武道館開館20周年記念大会の忘れ物をアップしました。矢が三本残っています。特徴的な羽根の痛み方をしていますので、持ち主が見たらすぐにわかるはずです。早く連絡して下さい。

 近頃は忘れ物の問い合わせがとても少ないです。大会があれば必ずと言っていいくらい忘れ物があります。しかし、問い合わせはとても少ないのです。他の物はまだしも、弓具の忘れ物に問い合わせがこないという現実は信じがたい。自分で稼いだ金で弓具を購う高校生はほぼいないでしょう。自分で出費していないから物に対する執着がないのでしょうか。ほとんどが親に買ってもらっているはずなのに、何にも感じないのでしょうか。それとも、大会後は長期間練習が休みだったりするのでしょうか。

 最近はほとんどの学校の顧問が、大会の時には弓具をまとめて車で運んでいます。悪いことだとは思わないのですが、私が中高生の頃にはあり得ないことでした。どんな所に行くにも、自分たちで弓と矢を担いでいました。だから自分の道具があるかないか、矢筒に矢が何本入ってるか、実感できていました。その感覚を、今の生徒さんたちは持っていないのかもしれません。いや、回りの大人たちが、よかれと思ってやっていることにより、感覚を奪われてしまっているのかもしれません。上位大会でも忘れ物は必ずあります。正直に言うと、私だって忘れ物をすることはあります。しかし、たいがい気づくものなんですけどね。

 何にしても、大事な道具を他人にゆだねるのであれば、きちんとした確認作業は不可欠です。半年くらい経っても問い合わせがない場合には、こちらで適当に処分します。よろしくお願いします。

 

 

2019年2月8日(金)

 あれー、またまた更新が一ヶ月も滞ってる~。このブログをチェックして下さる方は少数ながらもいらっしゃるようで、昨年暮れの交通事故については、これを読んで始めて知ったという反響が結構あったのがびっくりでした。そりゃあ、宣伝するような事柄ではありません。でも、どこかに書き留めておけば、知る人ぞ知るみたいな感じになるかな? なんて思って書きました。かまってちゃんかよ!?

 心配してくれる方もいらっしゃるようなので、けがの具合などつらつらと書いてみます。擦過傷などの外傷は全部治りました。ケガしてたの?ってな位です。打撲の痛みは残ってます。車がぶつかった左大腿部は、方向指示灯カバー表面のいぼいぼが転写されたような跡が残っていて、その付近を押さえると痛みがあります。トン単位の物体が当たった衝撃というのは半端じゃないんだなと思います。転倒時に強打した左肘もまだまだ痛みます。骨表面の膜が損傷しているので、痛みはしばらく続くよ~と主治医に言われているのですが、こちらはやっかいです。行射の時に弓を押す手ですから。この痛みが日替わりで痛かったりそうでなかったりするし、さっきの一手ではなんともなかったのに、次に引き始めたら急に痛みが走ったり・・・。大三に移行するときに急に痛くなったら、かなり嫌です。それが原因で、押し引きのバランスが乱れてしまいます。明日の矢渡しの時はどうなるんだろう。圧迫サポータしても、状況はあまり変わりません。肌脱ぎの時にサポータしとくことは出来ませんけどね。まあ、なるようになるんだろう。様子がおかしかったら、終わった後でよしよしして下さい。肘は行射の時以外でも痛いと面倒です。椅子に座って肘掛けに肘を乗せたときにちょうど当たるところが痛いのです。何気なく肘をつくときになども痛いです。横向きに寝るときも左を下にするのはまだだめです。あ~面倒くさい(>_<)

 ところで、武道館20周年記念大会のことで今頃になって気づいたのが、運動公園は現在ジャイアンツキャンプの真っ最中だってこと。これはかなりまずいです。企画段階で誰も口にしませんでした。全く気づいてなかったですね。とにかく、専門部の行事が入ってなくて武道館の空いてる日・・・・あった!ここだ!! でしたから。皆様にはおそらく大変なご迷惑をかけるんだろうと思います。武道館に入ってしまえばこっちのものですが、そこに行き着くまでにかなりの時間を要するものと思います。皆様、くれぐれも時間に余裕を持って行動して下さい。よろしくお願いします。m(_ _)m

2108年12月28日(金)

 御用納めの日は都城勤務です。今年4月から週3日が都城通いになったため、軸足をどこにおいていいのか戸惑いの連続でした。それにもようやく慣れた今月初めには思わぬ事故に見舞われ、その影響が残ったままの年越しになりそうです。外傷はほぼ治りましたが、打撲の痛みやいわゆるむち打ち症の痛みがあるため、左側を下にして寝るのは難しいです。幸い弓は引けますが、肌脱ぎ肌入れは痛みをこらえながらになります。新年早々には教錬士会の射会があるので、なんとか調整したいと思います。

 さて、今年は部活にもほとんど顔を出せず、自分の弓の稽古を出来る日が極端に減ったと思っていましたが、稽古量(矢数)で見ると昨年から24%減でした。実数は恥ずかしいので書きませんが、この5年ほどほぼ同じペースで過ごしてます。2011年に左手首の手術を受けて、全く弓が出来ない状態になりました。そこを弓道人生の再スタート地点と位置づけて、自分なりに頑張ってきましたが、今年と来年は、弓道の別の面で頑張ることになります。

 新しい年の大きな目標は当然、「全国総体を成功させる」なんですけど、自分の弓に関する目標も下ろすことなく頑張ろうと思います。

 

 

2018年12月18日(火)

 2週間前、都城で仕事をして、雷雨の中を帰宅するために駅に向かう途中、横断歩道を青信号で渡っていたところ、左斜め後ろになにやら怪しい気配がするので振り返ったら、な、な、な、なんと・・・・・・・自動車がこちらに向かって来るではありませんか!! 慌ててよけようかと思いましたが、間に合わず、腰から大腿部のあたりに衝撃を受け、転倒しました。簡単に言えば車にはねられました。はね飛ばされたと言うほどではないんですが、やっぱりこういう表現になりますね。自動車は停車し、運転手の方に抱えられるように道ばたに運ばれ、救急車で病院に搬送されました。転倒した時に左の肘から落ちたので、腕がめちゃくちゃ痛いです。転倒した状態でとっさに四肢のセルフチェックをして、骨はとりあえず無事っぽいのを確認してましたが、よく調べてみないとホントの所はわかりません。病院でレントゲン撮られる間も「弓が引けなくなったらどうしよう」ととっても不安でした。その週末には範士八段の先生を呼んでの特別講習に出席の予定でしたから、余計に心配でした。幸いなことに骨には異常なく、外傷は2週間程度で治る見込の擦過傷(擦り傷)、後はあちこち打撲、内出血。どうやら頭部打撲はなさそうだし自力で歩けるので、その日は入院することもなく自力で電車に乗り帰宅しました。

 事故からこれまでの間、東京出張、特別講習、支部行事など弓に関する予定がたくさん在りましたが、いずれもキャンセルすることなく参加できたのは幸いでした。しかし、外傷のセルフケアが面倒だったり(今はほぼ治りましたが)、1週間を過ぎてから首や腰の痛みが酷くなったりと、しばらく通院が続きそうです。相手方がちゃんとした人だったので、通報から事故処理、保険会社への連絡などきちんとやってくれているので、今後については心配在りません。しかし、交通事故ってどれだけ自分が気をつけていても降りかかってくるものなんですね。横断歩道を青信号で歩いていたのだから、反省のしようがありません。まあ、自分の身は自分で守れってところです。

 ところで、「車に当たったばっかりならば、宝くじも当たるはずだ」という無茶な理由付けで、東京出張の折には良く当たりが出る売り場で宝くじを買ってきてねという家族の要望がありました。とりあえず買いました。ついでなので、新大久保にある皆中稲荷神社に参拝し霊験あらたか(に見える)宝くじ入れを購入しました。そしておみくじを引いたら何と今年初の大吉でした。ホントに中りが来てるのかな~等と思ってましたが、一昨日の連盟支部の競射会ではさっぱり中りませんでした。効能はおみくじの大吉で使い果たしたのでしょうか?

 

2018年11月26日(月)

 先日は忙しい日程を縫って試合に出てきました。それもわざわざ鹿児島まで行って・・・。最近は日常の中で稽古できる時間がほとんど無いので、「たまに参加する試合=稽古」という状態になっています。おかげで、今までの弓が強くて使えず、予備の予備くらいに位置づけていた弱めの弓がメインになっています。
 一般の大会で西日本大会というものがありまして、昨年度は都城で実施されましたが、今年は鹿児島市の鹿児島アリーナでした。平成27年に全国選抜大会が行われた会場です。そのとき私は射場審判として参加しましたので、よく知っているつもりでしたが、観客席に座ったのは初めてという事に気付きました。役員の場合は、アリーナ中心に裏の方で過ごす事が多いですもんね。今回はアリーナに仮設された弓道場について、来年の参考になるかもね~と、ながめてみました。
 って言ってますが、試合に出るんじゃろ? そうです。試合に参加します。この大会は4射皆中で決勝進出という厳しい条件の大会です。仮にはじめの一本を外してしまったら、残りの三本をひくモチベーションをどう維持すればいいんでしょうか? 端っからそんな事を考えているわけですから、大した成績は上げられないはずです。冒頭に書いたように稽古不十分の状態ですから、自分で自分に期待はしてません。しかし、頭の中では「この部分とこの部分に注意して、やれるだけやってみよう」とマジで稽古のつもりです。
 1射目・・・意外と素直に離れました。高さはばっちり、少し的の後ろ側ですが中りました。ほっとすると同時に、1射目が終わると妙に緊張して震えが来るという変な癖を持っている私は、それを抑えるべく深呼吸をして心を静めようとします。少しばかり震えましたが、何とか収まっています。2射目・・・押手が緩んだ!!まずい、思ったより下に向かって飛んでる矢が見えました。四時の的縁に食い込みました。たぶん中りです。2本続けて的中です。ここで白状しますが、ちょっと欲が出てしまいました。次に中れば行けるかも・・・。なんて考えるところがだめなんですよね。中りを考えず、良い射をしようと思ってたからこその1,2本目なのにね。3本目は妻手(右手)がビクってゆるんで、矢は大きく上の方にそれてしまいました。あ~~ぁ、やっちまったよ(涙)
 さて、ここからが肝心なところ。3射目外したので、予選落ち確定です。やけくそになって集中を欠いてでたらめな事をしてしまうかもしれないところです。そこを何とか頑張って、自分の射を見つめることに集中しました・・・・・・。すると、不思議な事に中てようと思ったときよりも中るんですね。完璧な離れ(以前何回かあったんですが・・・)にはほど遠いものの、現状ではよしとすべき程度のものは出せました。4射3中だから、まあまあかな~と思いながら射場を後にしました。
 しかし、時間が経つにつれて悔しさがこみ上げてきました。稽古不足の中でも、メンタルコントロール出来てれば、何とかなるわけですよ。今回の中りは正にそれです。であれば、外した1本の時ももしかしたら何とかなったかもしれないんです。そうであれば、決勝射詰進出者30数名のなかに割って入れたかもしれない、いや出来たはずだ!! そう思うとあの1射の時の精神状態をコントロールできなかったのがマジに悔しい。帰りの車の中でずっとそれをぶつぶつ呟いていました。

 

 

2018年10月4日(木)

 告知するのをすっかり忘れていましたが、今年度2月9日(土)(来年ですね)にある大会を実施します。KIRISHIMAツワブキ武道館(宮崎県武道館)開館20周年記念高等学校弓道大会(仮称)です。県立の推薦入試が終わった直後の週末で、練習が十分には出来ないかもしれませんが、諸般の事情でこの日になりました。

 この大会は5年前に武道館開館15周年記念大会として実施した大会の再来と位置づけることが出来るでしょう。現役高校生は知らないはずです。そのときは高校生の大会では非常に珍しい、採点制で実施しました。?????????さ・い・て・ん・せ・い??????????

 何じゃそれはと思う人が多いでしょう。ぶっちゃけ審査をそのまま試合にしたようなものです。的中も必要ですが、鍵になるのは射型や体配。それを審判員の先生が点数をつけて、得点合計上位から順位をつけ、なおかつ的中数が規定を満たしたものが賞を得るというやり方です。採点は難しいのですが、これで上位になったとすれば、相当自信を持っていいと思います。

 今年度の20周年大会を、同じようなやり方でするかどうかはまだ決まっていません。出来ればやりたいと考えています。興味のある方は今後のお知らせに注目して下さい。日時は書きましたね。会場はもちろんですがKIRISHIMAツワブキ武道館弓道場です。

 

 

2018年9月2日(日)

 久々にブログを更新しようと思って、なんとなく以前の投稿を眺めてみたら、書こうとしていた内容が去年の全く同じ日付で書かれてありました。全然進歩がないなあと不甲斐ない思いでいっぱいです。そうなんです。去年と同じく博多の中央審査(教士)を受けて撃沈してきたのです。一次、二次とある実技審査の一次を通ることすら出来なかったので、内容的には去年と同じ結果です。少々場馴れしたことが収穫といえないこともない程度の変化です。

 さて、前日の道場開放の時に日頃の稽古不足を取り戻そうと矢数をかけようとしました。ところが、ちょっと調子が良くなってきたかな~という頃に、油断して眼鏡をはじいてしまい、ばらばらに分解飛散させてしまうという大失態。本番じゃなくて本当に良かった。それでも練習している周りの先生たちに大迷惑をかけてしまいました。私の眼鏡はばらばらになっても、部品そのものは壊れないという変な特徴があります。一瞬で眼鏡が飛び去ってしまうので、超ド近眼の私には行方がわからないのですけれど、いつも周囲の人たちが拾い集めてくれます。今回(……何回目だ?って突っ込まれそうですが)は片方のレンズがなかなか見つからず、しばらく行射を止めてもらっての捜索となりました。ほんと迷惑だ。幸い,すべてのパーツが発見され、無事に元の形に戻すことは出来ましたが、蝶番付近の形状が、弦を引っかけやすい形になっているのが気になって、これを本番で使うのは嫌だなと感じるようになってしまいました。そこで、旅行の際に携行する予備の眼鏡は多少弦が中っても引っかかる心配の無い形状なので、本番ではそちらを使うことにしました。眼鏡のせいじゃなくて、自分の技量不足だとはわかってますが、それを言ってる場合じゃないです。同じ事を繰り返さないような技術的対策は立てられるとしても、万が一ということもあります。

 本番では、息合いだけを考えて引こうとしていたので、眼鏡のことは忘れていましたが、掠る事もなくて、その点では良かったです。しかし、そんな稽古不足の状態で良い結果が出るわけありません。的中を得る事が出来ませんでしたので、審査対象にすらならないという事です。悔しいけれどこれが現在の実力。来年頑張ろう・・・・・・、なんて悠長な事は言ってられないんです。矢渡しがあります。

 11月に都城で行われる九州新人大会は地元の責任者として矢渡しをしなければなりません。怪我などで弓が引けないならば代理を頼む事もあります(以前の九州大会では頸椎ヘルニアのため弓が引けなかった)が、不調だから、稽古不足だからという事は言えません。今年の県総体の矢渡しの甲矢は、そりゃあ自分でもほれぼれするような離れがでましたよ。珍しい事に観客席からも拍手がでたくらいですもん。でも、それに気をよくして、乙矢も拍手もらうベ~なんて色気を出したのが間違いでしたね。もう先ほどのような離れは出ません。出ないどころか、体が激しくぶれるようなひどい弛み離れになっちゃいました。その乙矢からずーっと今日まで絶不調のままです。何とかしなきゃと思うんですが、思うばかりで稽古しなければ変わるはずないです。何とかします。幸い、審査には落ちましたが、復活のヒントは拾ってきました。格好いい矢渡しをしたいと思って、いろんな先生方に教えを請うてきました。ここで頑張らねば、やってきた意味が無くなってしまいます。マジ、やらにゃあ!!

 

 

2018年7月10日(火)

 九州大会役員として沖縄へ行ってきました。

 出発するとき、こちらは豪雨でしたから「無事飛び立てるんだろうか?」と心配でしたが、まあなんとか飛行機は飛びました。行ってみたら、西日本の豪雨が嘘のように晴れ渡っています。なんだか申し訳ないくらいでした。そして宮崎県勢は、優勝こそ逃したものの、各カテゴリで優秀な成績を上げることができました。

 さて、大会も終わりに近付いたとき、台風には慣れているはずの沖縄の方々が、結構深刻な顔をしてます。と言うのも、台風8号が接近しつつあるというのです。聞けば、史上最大級の猛烈な勢力だとか。それがこちらに向かっていると言われたら今度は、「無事帰れるんだろうか?」と言う心配が頭をもたげてきました。旅行会社との契約で、欠航による延泊保証をつけてもらっていましたので、経済的打撃は少ないのですが、仕事のことを考えると、延泊は避けたいところです。まあ、少々気をもみましたが、結果的には台風が急に速度を上げることもなく、私たちの予定の日に無事飛行機は飛びました。しかし、今日になって、沖縄地方は強風域や暴風域に入るようで、被害がないことを祈るしかありません。

 沖縄大会の運営に関わって学んだことは、これからの県大会や来年度の全国総体に活かしていきたいと思います。参加された皆さん、お疲れ様でした。そして、入賞された皆さん、おめでとうございます。

   

2018年6月24日(日)

 私は指導者としてだけでなく、選手として弓道に取り組んでいます。弓道競技の選手生命は他競技に比べるととても長く、高校卒業したばかりの若者から,70歳代以上までが同じ土俵で競い合うことが出来る珍しい競技と言えます。中学校で弓道を始めて以来、ずっと現役で頑張っています。ただし、めったにいい成績は上げられませんけど(泣)

 本日は九州選手権予選会に参加しました。この試合は、一般的な試合と違って、採点制で行われます。採点制とは、射技射法や射品射格といった点を審判員が採点し、その総得点によって順位を競うものです。もちろん的中にも一定の条件があり、規定の的中数未満だと、得点が高くても入賞できません。昇段審査がそのまま試合として行われるようなものです。なぜこのような方法の試合をするのかというと、全日本弓道連盟の最高峰の試合である全日本選手権出場につながる大会だからです。全日本選手権が正にこの採点制の大会で、全国から「先生」と呼ばれるような人たちが集まって、射と的中のトップを競うのです。九州選手権は九州各県から5名ずつの選手が出場し、その中の上位8名が九州代表として全日本選手権に出場することが出来ます。で、その宮崎県予選会が行われた訳です。試合は、一手(2本)3回の計6射で行われます。少ないじゃん、楽じゃんと思う人がいることでしょう。しかし、その考えは甘い!! 審査と同じ要領です。座射です。それだけで「ムリ!!」と叫ぶ人いるでしょ。緊張感半端ないです。所作のすべてを基本に忠実にしかも厳格にやらなきゃなりません。一組終わるのに10分以上掛かるんじゃないかな。緊張感だけでも相当精神的に消耗します。

 ワタクシ、射形には結構自信があります(キリッ)。なので、頑張れば結構上位に行けるんじゃないかなあ~という意気込みで試合に参加しました。しかし、先月よりスランプに陥ってまして、思うように中りません。講習会に参加しても、講師の先生をがっかりさせてばかりです。本日も的中が伸びません。会まではまずまずなんですが、肝心の離れが思うようにすぱっといきません。こんな時に、小手先の工夫で何とかしようとしても逆効果なので、あれこれ考えずに、息合いだけ考えながら行射しました。

 苦しみながら試合は進み、最後の一手で皆中すれば、ギリギリセーフという状況でした。しかし、甲矢を外してしまいました。この時点でもう予選突破はあり得ません。モチベーションは一気に急降下です。しかし、ここで投げ出してはいけませんので、最後の1射は正に自分との戦いです。どれだけ自分を律することが出来るかの勝負です。本日一番の射が出来ました。的中です。予選突破はなりませんでしたが、締めくくりがきちんと出来たので悪い気分ではありません。

 試合後に、採点結果が公表されました。思っていた以上に良い点数をいただいてました。自分が思っているほど箸にも棒にもかからないひどい射ではないのだということがわかってほっとしました。そして同時に、あと一本中っていたら、代表に選出されていたかもしれない・・・ということもわかりました。沸々と悔しさと怒りが湧いてきました。怒りの矛先は代表に選ばれた誰かではありませんよ。ふがいない成績だった自分に対してです。この悔しさはどこにも誰にもぶつけることは出来ません。「己に勝つ者を怨みず、返ってこれを己に求むるのみ」です。昇段昇格と上位入賞を目指して、これからも頑張ります。

 

2018年4月16日(月)
 えっ、最後の更新から半年ですって。それはやばすぎですごめんなさいm(_ _)m。
 さて、今年度は今までとがらりと違った生活が始まりました。月~火は今まで通り学校勤務ですが、水~金は都城市役所のスポーツ振興課に設置される全国総体都城市実行委員会で仕事します。通勤時間が増えますけど、電車に乗ってる時間が増えるから結構楽しいです。帰りの電車ではビー○を飲むことも出来るので、中々いいです。しかし、総体の準備って何を想像しますか? 予想していた中身とは全く違いました。ずっと事務仕事です。全国大会の予算を立てるなんて教員の仕事じゃない!!! しないわけにはいかないので頑張ってますけど・・・。学校の仕事は相当軽減してもらいましたので、周りの皆さんに申し訳ないくらいです。ということで、専門委員長であることに変わりはないのですが、昨年度までやっていた仕事を専門部の先生方に割り振ってみました。大会の準備もそれぞれ担当を決めていますので、大会要項をよく読んで申込をしてもらいたいです。
 さて、先日から週末ごとに試合に参加しています。昨日と先週末も試合でした。結果はいずれもあと一歩のところで涙をのむというものです。特に先週末は我ながらほんとに残念な試合でした。坐射一手(2本)5立、計10射の競射だったのですが、二立ちまでは皆中!! 珍しく上々のスタートです。最近の試合ではあまりいい結果を残してませんでしたから、無欲で臨んでいたのが良かったんだと思います。しかし、2立終わった時点で、周りの選手の成績を見てしまったのです。その時点でトップでした。思わずうっしっしっとほくそ笑んだのですが、これがそもそも大間違い。途中なんですから、他人の成績と比べたりしちゃいかんのです。あくまでも平常心で最後まで行射すれば良かったのに・・・、次の立は暴発がでるしビクるし、ずるずると後退してしまいました。結局トップどころか3位入賞も逃し、がっくり肩を落として帰宅しました。出だしが華々しかっただけに、がっかり感百倍です。周りの先生たちにもかなりいじられました。
 そして昨日の試合も、同じようなことをやらかました。出だしはまあまあだのですが、中盤で調子が出て、トップタイに躍り出る。ここで前回の反省を踏まえれば記録など気にせずに淡々とすれば良かったのですが、あいにくその試合は、私が記録係の責任者でした。的中数をいやでも見てしまうのです。自分の名前がトップに並んでいるのを確認してしまいました。それでもこの日は頑張りました。次の立のしくじりは最小限に抑えられたので、前回の反省をある程度活かせたかとは思います。しかしそのしくじり(1本外し)のためにトップタイを逃し、3位決定の射詰に参加しましたが、1度切れた緊張の糸は取り戻せず、あえなく敗退。2週続けて暫定トップを明け渡したあげく入賞を逃すという体たらく(T_T)
 部活指導しているときは、「平常心で」「的中や周りのことを気にせず」「的中を追い求めようとすると的は逃げていく」「正しい射を精一杯やれば、中りは後からついてくる」とか偉そうに言ってますが、自分がさっぱり出来ていませんわ。
 今日からまた稽古です。県総体の矢渡しで恥ずかしいことは出来ませんので。

 

 

2017年10月25日(水)

 先日実施した県新人大会のプログラムには何ヶ所かの間違いがありまして、特に選手名や学校名などが間違えてた部分については大変申し訳なく思っています。印刷屋さんのようになれていればよいのでしょうが、本来業務の合間を縫っての作業なので、ついついミスが出がちです。それは言い訳にしかならないので、次からはしっかり頑張っていきたいと思います。

 選手名などの間違いは当事者の方なら一発で分かりますが、作成者側は意外と気づきませんので、気づいたらどんどん指摘してください。指摘された部分については正誤表を掲示して対応しましたが、一か所だけ実はこちらが把握していたけれど、だれからも指摘されなかった間違いがありました。あえて黙っていました・・・。気づいた人は言ってみてください。当たっていても何もあげませんけどね。

 

 

2017年9月25日(月)

 学校を休んで今日で2週間。かなりやばい状況です。

 アデノウイルスという結構強力な感染力を持つウイルスが夏風邪のような症状を引き起こしたり、子どもによくあるプール熱の原因だったりします。そして大人にも子どもにもでる病気として流行性角結膜炎というのがあります。私はこれに罹ってしまいました。インフルエンザウイルスとは比較にならないほどの感染力を持ち、この病気は生徒であれば出席停止にしなければなりません。しかし、大人には法的拘束力は無いので、一般社会人であれば様子を見つつ仕事をすることも可能なようです。しかし、学校職員と言うことで眼科医は絶対に学校に行ってはいけないと宣告。しかし、行っていいと言われても、行けるわけ。ないわ、この症状。痛いかゆい、強烈な異物感。外見上も絵の具塗りたくったような真っ赤に充血した眼球とまぶた。涙(炎症の分泌物)が止めどもなくにじみ出て、目やにが次々出来る。目全体がはれぼったくなって、まともに見えない。仕事に行ってもだめだこりゃ。ということで、職場には迷惑をかけまくりですが、自分が感染源になることだけは避けねばならない。

 で、今週は専門委員会と監督会議があるんですが、どうしよう。それまでに直るかもしれないのですが、直らなかったらどうしよう・・・・・・。

 

 

2017年9月2日(土)

 審査受けたけど撃沈しました。

 ずいぶん長いこと弓道をやってきましたが、本日初めて教士の審査に挑戦しました。結果は見事撃沈でしたので詳しくは書きません。

 ここで何が言いたいかというと、指導者たるもの、そこに留まってはいかんだろうということです。弓道を教えるならば、自分の持っている弓道に関するスキルを向上させるのは、大切な使命だろうということです。時間や費用は掛かりますが、教育委員会がそれをまかなってくれる見込みはありません。自分で何とかしなければならないのですが、チャレンジすることで得られるものは多々あります。失うものは何もありません。指導者の皆さんも今いるところより一段でも良いから、上を目指してみませんか?  生徒たちに伝わる何かを確実に得られます。

 えっ、「落ちたことへの言い訳に聞こえます」っていうんですか?

 言い訳ですよ、それ以外の何物でもないです。審査とかに落ちたら、なにかと言い訳するものなのです。それを「うんうん、がんばったね」と聞いてやるのが指導者の仕事です。どこかのラッパ吹きのジジイのようなビンタをかましちゃいかんですよ。

 

 

2017年8月31日(木)

 一年生大会が終わりました。以前は夏休み中の行事でしたが、最近はすでに始業式を過ぎて2学期に突入している学校もあるようです。暑い夏を避けてゆっくり休養しましょうというのが夏休みの趣旨の一つだったように思うのですが、どうなんでしょう。大会の時に感じる暑さも、以前より厳しいと思います。わざわざ暑いときに色々するのって、不合理な気もしますが、ほんとに何にもしなかったら、一年間の中でやると決めていることが全然できなくなってしまいます。難しいですね。

 さて、今回の一年生大会で気づいたことを書いてみます。

 まず、久しぶりに的中レベルが高かったですね。昨年までしばらくは団体戦で的中数1桁の成績で入賞することもありました。今年はそれがありませんでしたし、同中競射もレベルが高かったと思います。入賞校とそれに近い学校の体配は一年生にしては良いほうだったと思います。

 しかし、それ以外の学校の体配はもう少し鍛えるべきだなというところが多かったです。基本体のさらに基本の立った姿勢や歩き方の稽古が全く足りていないようです。「そこまで手が回らない」もあるでしょうが、むしろそこから始めるべきではないかと思います。射法八節の最初は「足踏み」です。その前に正しく立たねばなりません。弓と矢を持って正しい姿勢(執り弓の姿勢)をする必要があります。射法の始めは正しい姿勢です。

 偉そうに書きましたが、自分の指導する部員がちゃんとできてたかと言われたら、あまり自信はありませんwwwwww

 

7月29日(土)

 全日本弓道連盟から熱中症に関する注意喚起の文章が届きました。生徒さん方の健康管理はもちろん先生方の大事な仕事です。しかしそれと同じくらい大事なのが先生方ご自身の健康管理です。自分は二の次にしてしまいがちなのは教員の性なんですけど、そんなこと言ってて倒れた日には洒落になりません。

 先日私が受講生として参加した講習会は、空調無しの弓道場で行われました。実は、そのときの講師が熱中症と思われる症状で倒れ、救急搬送されたのです。幸い大事には至らず回復され、翌日は元気に指導されていましたが、一時は最悪の事態が頭によぎるような状態でした。受講生は一手指導を受けたら、控えに下がり一息つくことも出来ますけれど、講師はずっと射場ですから、よほど気をつけないと、30分、一時間・・・とあっという間に過ぎていきます。

 部顧問の先生方の状態もこれと似たようなものだと思います。空調が整った弓道場がある学校というのは聞いたことありません。どこも30℃を楽勝で超え、下手すると40℃近い環境で各校練習されているはずです。繰り返しになりますが、生徒さん方の健康管理と同様に、どうか皆様、本当にご自愛ください。

 

7月12日(水)

一年生大会要項にミスが発覚し、何件かの指摘がありました。大会開催日の曜日が間違っていたのですが、何回かのチェックをかいくぐって残っていた間違いヶ所でした。本日確認したところ、間違いは訂正されています(ほっ)

 

 

5月28日(日)

矢渡しで1射3びく??!!

 

 

 

5月8日(月)

 年度最初の行事である第1回監督会議を本日行いました。主に県総体に関する事項を審議しましたが、年間計画の確認など盛りだくさんの内容でした。今までは,全部自分で説明していましたが、今回初めて専門委員で分担してもらいました。とっても楽なので、今後はずっとこれで行こう。

 

3月31日(金)

平成28年度が終了します。だからといって特別ふり返るつもりもなくて、たまたま、境目の時間帯に更新作業しているだけです。新年度は全国総体開催に向けての新たな動きが始まりますので、皆さんよろしくお願いいたします。

 

 

2月21日(火)

 先日、全日本勤労者弓道選手権大会宮崎県予選会というものに出場しました。本大会は全日本弓道連盟が主催する歴とした公式戦です。かつては官公庁や企業の敷地内に3人立ちくらいの小さな弓道場がたくさんあって、仕事が終わったら三々五々集まって弓を引くという姿が見られたそうなのですが、今は昔。それでも、全国のあちこちには企業や官公庁のチームがあってそれぞれで頑張っています。基本的にはそのような企業のチームが集まる大会です。似たようなもので実業団大会というのもありますが、こちらは実業団弓道連盟という団体があって、独自ルールで大会を行っています(全弓連と仲違いしてるわけではありません)。社会人としては、どちらにも参加可能です。昨年度は、都城市の住友ゴムチームが全国優勝を成し遂げました。
 勤労者選手権は団体3人制の大会です。メンバーは給与支払者が同一であることが条件です。宮崎県の教職員の場合、県立と市町村立の学校職員であればチームが組めます。残念ながら私立学校職員と県立学校職員の組み合わせはだめです。今回、私たちは学校も性別も混ぜ混ぜ3人チームで参加してみました。予選参加チームが少ないので、そこそこ調子よければ、全国大会に行けるぞー!! という意気込みでした。
 しかし、私が2週間ほど前から突然の絶不調(超もたれ)になり、スムーズに離せないという状態になってしまいました。「中り」「はずれ」どころの騒ぎではなく、矢を安土まで飛ばせないほどの重症です。当然試合になりません。他の二人には大いに迷惑をかけてしまいました。反省しています。
 試合に出るのはいいものです。たとえ負けても得るものがあります。もちろん負けたくはありません。出るからには勝ちたいです。そのためには何をすべきか、いつも教えようとしていることを自分が実践してみます。自分の言ってることが正しいのかどうか検証する機会にもなります。よい結果でも悪い結果でも、生徒たちに還元できます。いやいや、そんなお題目を唱えるまでもなく、弓を引くからには、試合に出て競い合うことは大事です。楽しいです。負けて悔しいし、自分の射がふがいないのですが、試合は楽しいです。勉強にも成ります。
 勤労者選手権は予選があるので、本大会に誰でも出られるわけではありませんが、全日本教職員弓道選手権大会なんてのがあります。これは出たいと思ったら申し込めば誰でも出られます。毎年8月の全国総体が終わったあたりに実施されています。今年は大阪城弓道場が会場だったと思います。詳細がわかったらお知らせします。みんなで大阪行って、お好み焼き食べませんか?

 

 

 

1月21日(土)

 日付が変わった深夜にこれを書いていますが、ずっと起きているので「今日」と表現します。今日はいわゆる国体予選を実施しました。予選会と言えばそれまでなのですが、今年度の総体以後のすべての公式戦における入賞校が一堂に会して、ひたすらトップを狙うという大会です。つまり、言い方に格好付けてみたら、年間王座決定戦みたいなもんです。いやいや、実質そうですよ。弓連会長の重信先生が挨拶の中でおっしゃっていましたが、「選ばれたものだけが出場できる大会」なのです。それなのに、今まではちょっとてげてげでやってた部分もありました。出場校が少なくって(入賞校は重なることが多い)内輪でこぢんまりとやるって感じでした。しかし、考えてみたら本当に年間チャンピオン決定戦といってもいい位の出場校です。

 来年から、リニューアルしようかな。「グランドチャンピオン決定戦 兼 国体選手選考会」なーんちゃって。皆さんどう思いますか?

 

 

1月12日(木)

 年が変わってしまいました。相変わらず更新が遅くて済みません。今年も多分こんな調子だと思うので、変な誓いなど立てずに思いついたときの思いついたことを書いていこうと思います。(既に開き直ってるなあ・・・)

 新年早々からインフルエンザにやられてしまいました。しかもおそらくこれまでの人生で最大級のひどさ。正月に妻の実家に行き、帰ってきたその晩から熱発。飲み疲れかなあ・・・位の意識でしたが、翌日はもう38℃超え!! 頭痛い、喉痛い、咳が出る、鼻水だらだら・・・。その夜からは40℃前後が4日ほど続きました。食事もほとんど摂れず、その後も食欲不振が続いたため1週間で4kgほどの強制ダイエットとなりました。熱がかなり下がったあとも、咳が止まらず満足にしゃべれません。実は今日も仕事休んでます。

 専門部のデータは常時所持しているので、ちびちびと作業していますが、国体予選の準備が滞っています。高体連関係の提出物もまずいことに・・・。うーーーん。無言の行でよいのなら明日ぐらいは出勤できるかなあ。しかし、一週間以上寝込んでいるので、足腰が確実に弱ってます。多分上半身の筋力も落ちてるだろうなあ。年末に手に入れた23kg竹弓は、今引くことはできないでしょう。早くよくなりたい。

 

10月24日(月)

 今日(正確には昨日)は秋季地方審査(宮崎)が行われ、生徒たちを引率してきました。今回は19名が受審するという大事になりました。
 新人大会から1週間後という微妙な日程だったので、審査練習の時期に苦心しました。審査1ヶ月前位から、審査用の体配や礼法の練習を強化したのですが、大会前に坐射ばっかりしてるわけにも行かないので、大会10日前には一時中断しました。そして大会終了後の最初の練習からすべて坐射で練習せよという立射禁止令を出して審査に臨むようにしました。それでも立射しようとする生徒もいましたが、やめさせました。今回受審しない生徒も坐射につきあわせました。選手権では決勝に進めば坐射ですもんね。
 審査前日に審査要領で行射させてみたら目の前真っ暗になりました。・・・・・・覚えてないじゃん。だめじゃん。言ってたこと全然できてないじゃん!!! でも今更あれこれ言っても出来るわけない。ポイント絞って指導しました。審査員を勤める事もある私ですから、生徒がちゃんとしていなかったら責められるのは当然私です。生徒たちには今の力で頑張ってもらうしかありません。朝の電車から降りるの嫌だったなあ。このまま空港駅まで行っちゃおうかなんて思ってましたけど、ちゃんと会場に行きましたよ。
 開会行事(矢渡しや特別演武など)がおわり、1組目から自分の弟子(部員)が登場しました。こいつがまずやらかしています。替弦を「持っていません」とぬかしおった。「持ってきてません」と言う台詞と微妙な違いがあります。替弦が存在しない・・・言語道断。帰れって叫びそうになりましたが、いざとなったらキロ数の近い誰かの弓を「替弓」として差し出す構えをして甲矢を見守りました。はずれましたがこの際それはどうでもいいや。弦切れしなかったからよし。射形なんて見てる心の余裕はありませんでした。本人はしれっとしてましたけどね。以降、次々と自分の弟子(部員)が登場し行射していきます。そのたびに緊張して、心安まる暇はありませんでした。自分が審査受けるより緊張します。それでも、他校の保護者さんたちとは話が弾むんですけれど、なぜかなあ・・・。
 全体的にはよい結果だと言っていいのでしょうけど、キャプテンを含む2年生3名が昇段できませんでした。指導者の責任です。合格した分は本人の努力の結果です。
 顧問の先生方にお願いします。審査受けさせるのならば、先生方も審査会場に出向いて下さい。合格発表で○をもらった生徒たちの笑顔はとっても素敵です。みんなほんとに喜んでます。そんな姿を見たいと思いませんか。ご自分の練習にもなりますよ。

 

 

6月15日(水)

20年以上前ですが、仕事中に力の入れ具合を間違えまして、左手拇指と人差指の靱帯を損傷しました。部位的にもろに角見の部分です。切れてたほうがまだましとも言われまして、治療(固定)が長引きました。日常生活もままならないし、もちろん弓も引けません(押せません)。今でも、時々うずくことがあるし、手の内の入れ方を間違えるとコリコリが当たって痛みます。6年前には左手首関節内に遊離骨片が発見され、それが原因で激痛に襲われました。その状態で2回ほど矢渡しをしましたが、心の中で泣き叫んでました。そこは、手術をしない限り直らないということなので全身麻酔の手術を受けました。リハビリを経て、元の強さの弓を引けるようになるまで半年くらいかかりました。3年前、ちょうど全九州大会のころ、持病の頸椎ヘルニアが悪化し、右手のしびれと左手の麻痺に襲われました。5kgの弓がいけないくらいのひどい状態で、当然矢渡しは無理です。日髙先生に代わってもらいました。それはリハビリで数ヶ月で治ったのですが、右腕のしびれはいまも継続中です。そして、昨年5月の総体直前、通勤途中に自転車で転倒し右手首を強打。その時は打撲の痛みで苦しみ、総体の矢渡しはまたもや心の中で泣きながらの執行でした。その後、痛みがなかなか治まらないので改めて診察を受けたところ、尺骨と腓骨がずれていて、それが原因で手首の炎症が起きているという診断を受けました。今も痛いです。泣くほどではありませんが、弓引くと痛いというのはなかなかに辛いです。骨のずれを直すために、長い方の骨を削る方法もあるなんてドクターに言われましたが、さすがにそこまでは・・・・・・。せっかく新しいカケを入手したばかりだというのに。今回の危機をどのように乗り越えるか、試練の時です。

 

 

 

6月10日(金)

本校弓道部の女子は3年生が5人で上も下もいない状態で2年間過ごしてきました。3年生になって,1つ下の2年生が1人入部してきました。よくある学年ごとの人数のアンバランスです。今度は1年生が大挙して入ってきました。すでに6人います。とってもアンバランスです。間に挟まれた2年生1人はなんとなく居心地悪そうです。

男子は3年生が3人2年生が6人でしたが、1年生がなぜかこちらも大量入部の14人(?)。なせ?かというと、すでに幽霊化した者がいるとの噂がある一方で、新たな入部や入部希望が続いているからです。訳が分かりません。本校でこれまで無かった現象です。中学校に勧誘に行ったことは一度もありません。久々に「うれしい悲鳴」というのをあげてみたいところです。

しかし個々で、大変なことに気付いてしまいました。一年生大会の出場は最大で16名。男女混合のエントリー不可能なため、16人以内の場合でも全員が出られないケースがあります。ということは、このままだったら何人かは出場できないということ・・・・・・・。これは私の顧問史上初めてかもしれない。規則は変えられないし、今まで他人事と思っていたので、今更自分から言い出せないし~。まさか、このことで悩むなんて思ってもみませんでした。

 

 

 

6月1日(水)

県総体弓道競技は終了しました。

皆さんお疲れ様でした。そして、入賞した皆さんおめでとうございます。願いが叶わなかった人たちもたくさんいますが、高体連会長の開会式での言葉通りです。「勝負ですからすべての人が勝つことはできません。」これに尽きますね。そして、勝って終われる人は全国で一人または1チームだけ。それ以外の人たちはどの段階であれ負けて終わります。だから、肝心なのはどう負けるか、負けて何を学ぶかです。偉そうなこと言ってますが、自分自身いつも学んで終わっています。悔しいなあ。でも、明日からまた新チームでがんばります。

さて、今回の運営では役員の先生方には大変お世話になりました。特に、最終日は役員の出席が悪くて、きつきつのメンバーでの運営となりました。そんな状況でも全員が一丸となって、ミス無くスムーズな大会となりました。本当にありがとうございました。

じつは、準備段階で大きなミスがありました。複数チームにおいてプログラム記載の立順が間違っていました。原因はある程度まで突き止めたのですが、実のところイマイチよく分かりません。どうであれ、作成上のミスなので本当にあやまるしかありません。申し訳ありませんでした。そして、ミスをフォローしていただいた先生方には感謝申し上げます。関係校顧問の先生方も責め立てることなく広い心でお許しをいただきました。本当にありがとうございました。

これを反省して、さらにミスのないように工夫努力していきます。

最後に、補助員の生徒さんたちに感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。次の大会は一年生大会です。補助員として働いてもらった一年生たちは自分の出番です。大会までにしっかり稽古して、選手としてお会いできるようにがんばって下さい。

 

 

5月29日(日)

県総体が始まりました

雨のため総合開会式は木の花ドームで行われました。初めての体験でしたね。

さて、今日から弓道競技も始まりましたが、今のところ順調に進んでいるようです。私は、矢渡しをしましたが、二本とも大きく外してしまって、第2介添えの先生に迷惑をかけてしまいました。いま、結構落ち込んでいます。

 

 

 

 

3月7日(月)

 昨日、県弓連の会議がありまして、新年度の行事予定ができあがりました。これに高体連の行事を足した行事予定表を作り、アップしてみました。

 2016年度は高体連については上位大会がないので楽かなーと思っていました。しかし、県連関係では、ブロック国体があり、九州連合審査があり、全弓連主催の学校指導者講習会、そして日本武道館主催の青少年錬成大会があり~となかなかに大きな行事が目白押しです。高体連の上位大会は大変といっても気心の知れた私たち教員仲間が実施するというある意味気楽さがあります(なあなあという意味ではありません)。しかし、弓連関係の上位行事はそれとはちょっと違う緊張感があります。そして、高体連方式と弓連方式で大会などの運営に若干の差異があります。この「若干」が曲者なんですよ。全く違っている方がまだましかもしれません。ちょっとした違いが大きな結果の違いを生むことも考えられます。今年は、そんな点に注意を払いながら運営に携わっていこうと思います。

 

 

 

2月24日(水)

 前回アップしたときに、「週1の更新を目指す・・・」などと書いたことを大変に後悔しています。でも、何人がそんなフレーズに注目しているかどうかわからないもんね~、なんて考えていたら、某先生に「更新はまだ?」といわれてしまいました。すいません頑張ります。

 さて、皆さんの弓道場に神棚はありますか? 本来の道場にはあるはずなんですが、学校や公営の道場は、宗教的な色合いを出さないために設置しないところも多いようです。私の学校の道場にはあります。転勤してきたときからあります。神棚は高い位置に作ってあるのがほとんどで、大掃除の時位しか触らないんじゃないでしょうか。いや、恐れ多くて触れないなんてとこがあるかも。

 でも、ほこりかぶったら余計まずいですからこまめに掃除しましょうね。神棚の中には何をまつってますか? 空でもいいんですけど、何が入ってるか確認した方がいいですよ。それというのも、本校の神棚にはとんでもないものが入ってたんです。転勤してきて初めて神棚を掃除したときの話。部員と協力して棚の掃除をしてたんですが、神棚そのものもちゃんと清めなきゃということで、降ろして扉を開けました。するとそこには・・・

 正体不明の紙が入ってまして、広げてみるとどうやら卒業した過去の部員らしき名前をお札(ふだ)のように書いてました。いたずらのようですが、そんなふざけたものを毎日拝んでいたのかと思うと腹立たしいやらあきれるやら。それは速攻で取り出して、代わりに納めたのは東京は新大久保にある皆中稲荷神社の御神札です。訳のわからんものを拝むよりずっといいでしょう。ちなみに皆中稲荷神社は元々江戸幕府鉄砲隊の守り神なんですが、そこから転じて現代では中る(当たる)に絡めて、ギャンブル・宝くじ・受験などに御利益があると人気の神社です。私がそこを教えてもらって、初めてお参りした年、いきなり全国選抜大会に出場しましたので、一応書き添えておきます。特定の神様をまつるのでなければ、きれいにしておけば空のままでもいいでしょう。ホントの神棚ならお供え物も必要なのかもしれませんが、管理が大変なので本校の神棚にはきれいな水とラップで包んだ塩と米を供えています。うっかり蒸発して水が少なくなっているときには、部員に「神様のど渇いた」とつぶやきます。

 ところで、皆さんの中にキリスト教や様々な宗教の信者の部員や顧問はいるんでしょうか? 毎年新入部員には尋ねますが、今まで誰もいませんでした。大学で弓道やっているときは後輩に一人いました。日頃の練習の拝礼は割り切ってやっていたようですが、創部何十周年かの記念式典で神主さん呼んでお祓いをしてもらおうというときだけは拒否しました。そのため、彼には記録係としてカメラを持たせて神事を含めて撮影してもらって、ぎりぎりのところでお祓いを回避させました。ALTが興味を持って道場に来たときも、一応尋ねますが、道場への入退場の一礼くらいは大丈夫っぽいですね。ちなみに私は悪魔教信者(?)ですが、神棚にはちゃんと拝礼します。

 今日はこれくらいにしとこう。

 

 

 

1月8日(金)

あけましておめでとうございます
 今年も弓道競技専門部をよろしくお願いいたします。そして、このブログもご愛読ください。・・・・・・なんてこと書いても、定期購読していただくにはこまめな更新が必要ですね。意外と暇はあるんですけど、有効活用できていませんでした。今年は、できるだけ週1の更新を目指します。あ~あっ、書いちゃったよ。有言実行だよなあ。
 昨年は九州新人大会という大きなものがあったので、特に2学期は大変でした。出場校の先生方にまで役員をさせてしまって、県内大会とほとんど変わらん状況になってしまったことは大いに反省しています。今年は、さしあたって大きな行事はありませんので、淡々と過ごせればいいかなあと思います。ただ、高体連の事業ではないのですが「学校弓道指導者講習会」が全弓連主催でブロック単位で毎年開催されています。これが今年は宮崎県の主管です。運営そのものに高校の皆さんがタッチすることはありませんが、これにはぜひ参加希望を出していただきたいです。もちろん私も希望は出します。各県の参加枠が決まっているので際限なく参加できないのが残念ですが、とにかく地元開催で誰も希望者がいないというのは寂しいです。年度が変わったら正式に告知しますので、よろしくお願いいたします。
 さて、皆さんは初詣には行きましたか?私は地元の氏神様の外に、パワースポットとも呼ばれる高千穂野神社にも参ってしっかりとパワーをもらいました。その中でおみくじも恒例ですから引くのですが、今年もしっかり大吉でした。私は大吉引当率がとっても高いんです。しかも、今年はこれ以上よいものはないだろうと思えるほど素晴らしいことばかり書いてるのをひきました。総合的には「竜が天に昇るが如く出世します」と書いてるし、勝負事は勝つ、失せ物は出る。恋愛は叶う。旅立ちはよし・・・・・・ダメなんて事は何一つありません。”こいつは春から縁起がいいわい”とにやついてしまいました。しかし、あまりよすぎたら返って不安も感じます。これ以上よいことはないということは、これから悪くなる・・・大凶を引いたら「これ以上悪くならない」と発想を転換するのと裏返しの感覚です。そんなこともちらっと考えてしまうんですね。いやしかし、大吉というのは「今」ではなく「これからの運勢」のことを言ってるのです。きっとそうなんです。そう考えることにいたしましょう。だから、今は運勢のピークではなく、「これからやってくるピーク」に向けて精進すべき時なんです。そうか、これがポジティブシンキング。学習の成果です。
 がんばろう、運営も指導も自分の稽古も。 

  

 

  

 

11月29日(日)

 草鹿って読めますか?

 弓道の小笠原流に伝わる弓の儀式というか競技というか、まあ弓の行事です。近いところでは鹿児島の仙厳園(磯庭園)で毎年11月の最終日曜日に執行されています。今日はそれに参加してきました。

 源賴朝公が巻狩のおりに獲物を射止めることができない家臣たちのふがいなさを憂いて、小笠原長清らに技術向上の術を定よと命じて考え出されたのが、競技性を持つ稽古の手法である草鹿式です。すなわち、千年来続く試合な訳です。詳しくは正しくは、ネット上に色々アップされていますので、それをご参照下さい。形式はしっかりと定められていて、鎌倉時代からの作法や口上、式方が守られていてなおかつ今につながる競技の性格も有するという不思議な儀式です。鹿の形をした的を狙うのですが、的のどの位置に中ったかを正しく言えないかったらはずれにされるとか、中らなくても体配や射形が見事であれば中りと見なされる事もあるなど、複雑なルールが定められています。鎌倉時代頃の言語を基本に定められた問答のやりとりなど、見てるだけで愉しくなります。

 今年は的奉行控という偉いのかそうじゃないのかよくわからない役どころに指名されました、基本的にこの指名は断れません。装束は男性が直垂、大相撲の行司が来ているあれです。女性は水干。神職の方が着ていますね。

説明するとほんとに長くなるので、それぞれの手でいろいろ調べて見て下さい。















    草鹿=くさじし    直垂=ひたたれ     水干=すいかん




 

11月17日(火)

 九州新人大会、そして県選手権大会と相次いで2つの大会が行われました。というか、行いました。運営側の感覚としては、どちらも同じ試合です。九州大会だからといって、試合そのものの進行レベルをあげてみたりとか,県内大会だからうやむやで済ましたりとかは金輪際ありません。そう、少なくとも本県における高校弓道の試合は、いつでも全国レベルの運営を目指して行われているのです。何を息巻いているのかと言われそうですが、平成31年の話をしたいからなのです。すでにご存じの方も多いかと思いますが、平成31年度の全国総体は南九州ブロック開催と決定しています。宮崎、鹿児島、熊本そして沖縄の4県が総合開会式と31競技を分担して開催します。宮崎県は9競技を実施することがすでに内定し、その中に弓道競技も含まれています。となると、当然ですが私たちが全国大会を運営することになります。もちろん、九州各県の委員長や全国常任委員の力を借りながらではありますが,基本は私たちの力でやっていくのです。競技に出場して好成績を得るためには、昨日今日から練習を始めたってどだい無理であるように、大会運営能力というものも一朝一夕でできあがるものではありません。どこの県でも、半年から直前にかけてリハーサル大会と位置づけた大会をやりますが、それは力を付ける場面ではありません。私たちには、これから平成31年までの4年間で、全国のどこにも負けないような大会を実施するための力を身につけることが求められます。そのためには、今日以降実施する県内すべての大会を全国と同じやり方で実施していくこと必要があるでしょう。

 ローカルルールは県大会にもあるし、地区大会にもあります。それはそれぞれの実情に合う形で作られたものであれば、それなりの意味と意義は認められるべきです。しかし、その実情がローカルルール制定の頃と変わっていないのか、また、公平性、公正性の観点からの検証、全国ルールとの整合性など、この際しっかりと見直すことが必要です。この10年ほどで、ローカルルールを随分と廃してきました。県大会も極力全国と同じルールと運営の元で行いたいからです。そうすれば、上位大会に出場する選手や監督の戸惑いも少ないと思うからです。しかし、それでも施設や設備の都合が主な理由でローカルルールは残っています。どうしても無理な部分は、その理由を明示しながら大会運営をしていきます。色々と御意見を下さい。

 ところで、宮崎開催の全国総体の場所がどこかって? それはまだ秘密です、ふっふっふっふっ・・・、てか、まだ決まってないんですよ。困ったもんだ。皆さんだったら県内のどこがいいですか? 大きめの体育館といくつかの付帯施設があれば、どこでもできますよ。自分の町で全国大会が開催されるなんて、ワクワクしませんか?



11月6日(金)

 九州新人大会がようやく終了しました。参加した選手・監督の皆さんや役員・補助役員の皆さん、お疲れ様でした。本来なら、監督業に専念していただかなければならない県代表校の監督さんにも、当然のように役員業務を割り当ててしまった僕は、大会当日二日間は大変に暇で、「ほんとにこれでいいんかい?」と内心びくびくしながら過ごしていました。それというのも、忘れもしない11年前、この九州新人大会を都城で実施したその年は、僕が専門委員長就任した年だったのです。前年度までの九州専門委員長会のなかで、試合形態の大幅変更が決まっていたにもかかわらず、新参者の僕はそれをさっぱり理解しておらず、どこがどう変わったのかと聞かれても「???」の連続。上位大会規則とローカルルールの差違も全くわかっていなくて、監督会議では大ぼけの連発。大会参加費の領収書は準備してないし、そもそもそんなモノが必要だということすら理解していませんでした。さらに、賞状は浄書ミスして足りなくなるし、それにたまたま自分の学校が出場するし(本来はよいことなんですが)。一杯一杯で完全なパニック状態でした。そして、当時は県大会においても専門部自体の運営能力が今程ではなかったので、専門委員長またはそれなりの誰かが、試合全体を常時監視しつつ動かしていく状態だったのです。現在のように、競技委員長がいなくても自動的に試合が始まっちゃうようなハイレベルな運営はできなかったんです。そんな体たらくを見かねて、たまたま引率できていた各県の専門委員長さんや強豪校の監督さんたちが、色々アドバイス(ほとんど叱責に近いものも含む)を下さって、なんとかかんとか大会が終了したのです。そんな思い出がありますので、上位大会運営中に、僕が暇してる・・・なんてあり得ない。そんな気分でした。しかし、まあ何というか、大過なく過ぎていきましたね。巻藁が設置できるかどうかはお天道様任せでしたが,結果オーライ♡ 他に試合中に発覚したミスが2つ程、終了後に発覚し現在対応中の事案が1つ。どちらも運営上致命的なものではありませんでした。それというのも、その場その場で、責任者の人たちは僕が考える判断とほぼ同じ判断をしていてくれたからです。お陰で僕は役員控室でお茶をすすりながらゆっくり過ごせたわけです。
 しかし、手放しで喜んではいられません。何しろ、会場予約の不備は大会実施を不可能にする危険性もあったわけです。弓連事務局との連携や確認作業が不十分であったこと、準備作業開始が遅れただけでなく、綿密な計画性がないままいわば行き当たりばったり状態であったこと、そもそも、時期選定に県内外様々な行事の影響を全く考えていなかったこと、仕事を複数人に分担してもらうための割りふりが不十分であったことなど、僕の段取りという仕事に、かなり「?」を付けざるを得ない状態だったのです。それを長年の経験値にものをいわせてなんとかかんとかやってしまったのだから、「すごいでしょ」ともいえますが、僕が永遠に専門委員長をするならば、これでもいいんです。しかし、時期は未定ですが、やがて誰かと交代します。そのときに、ノウハウの継承がうまくいかないと、専門部全体の大きな問題になってしまいます。平成31年まで続けるか、それともここでさっと代わってもらうか。悩みどころです。そもそも、次は誰なんだ? ただいま後継者を絶賛募集中です。何がなくとも毎年、全九州大会(夏)と全国総体には行けますよ。そして自動的に県弓連理事会メンバーですから、県内弓道界を引っ張る力になれますよ。弓道を愛する先生方、是非手を挙げてみて下さい。いや、手を挙げなくとも、しかるべき人は自動的に委員長になっているはずです。僕だって、自分から「やります」と手を挙げたことなど一度もありませんから・・・




10月20日(火)

 県新人大会が終わりました。成績はダウンロードのページにあるので見て下さい。これで一段落ついたとユックリしたいところですが、今年は九州新人大会が宮崎開催なので、これが終わらないとユックリできません。仮にそれが終わっても、すぐに県選手権の準備をしなければなりません。追いかけられているなあ~、いかんいかん。

 その上、今年から昇段審査の審査員もつとめることになったので、その準備も大変です。準備って何かというと、学科審査担当になった場合は、採点をする必要があります。はっきり言って正解というものがない世界なので、自分で解答例を作らねばなりません。弓道教本の内容に従えばよいのですが、これもまた難しいのです。

 いま、平行してやっている仕事は九州新人大会の準備、県新人大会の残務整理、昇段審査の準備、そして練習。審査員は偉そうに採点するだけではなくって、その場で模範演武をすることが大事な仕事です。演武ができない人は審査員から退くべきだという話もあります。そして、審査の時の模範演武を誰がするかというのは、その日の朝、その審査会場の審査委員長が決めて指名します。誰がどこで何するかというのは、当日決まります。矢渡の射手は審査委員長の仕事なので、僕がすることはありません。しかし、第1、第2介添とか、持的演武の射手などはどれもできてあたりまえ、何言われても大丈夫なように練習してメンタルトレーニングしてみたり、結構大変です


8月29日(土)

 一年生大会が終了し、記録などをようやくアップして仕事は一段落。しかし、これから決算報告などを高体連事務局に提出する仕事が残っています。それはまあ今日明日じゃなくてもいいです。

 さて、今回の一年生大会は台風接近のため、皆さん大変でした。まずは実施するか否かの判断をしなければなりませんが、台風の進路やスピードを読むのにこれほど神経をとがらせたのは初めてというくらいでした。前の週から問い合わせが殺到し、内心「今頃からそんなのわからんわ!!」と思っていました。24日の午前中に態度を決定しましたが、公開練習は出来ないわけでもない状態まで天候は回復しましたね。しかし、それに間に合うためには、遠方の学校は嵐の中を出発する事になってしまいます。それはちょっとまずいということで、安全確保を第一に考えて中止としました。

 そこまではよかったんですけどね。

 翌朝は天候も回復し、各校安全に集結できるはずでしたが・・・・・・JRの踏切が故障し、それが修理できたと思ったら、すかさず今度は地震で全線ストップ!!!! 重なりましたね。県北の数校がこの罠にはまり身動きが取れなくなりました。待つ方も気が気じゃありませんでしたが、電車の中の皆さんはもっと大変な気持ちだったでしょうね。連絡を取り合いながら、開始時間を遅らせた上で間に合わなかった分は後から行射できるようにしました。そうこうしているうちに遅れていた学校も到着し、その後多少の混乱もありましたが、なんとか試合を終了させることができました。試合内容もなかなかよいものでした。皆さんのご協力の賜物です。

 ここからは少々耳の痛い話になりますので覚悟して下さい。

 今回の一年生大会では、服装規定違反と弓具規定違反がいつになく多かったようです。学校の体育服をアンダーシャツとして使用していた人、ゼッケンを間違えて付けていた人、はちまきの違反、弓の籐巻の不備(隙間、部分巻き直し、長さ不足・・・)。初心者が多く出場する大会といえども、ルールは緩くすることはできません。公式大会に出場するからには、その大会の競技規則や守るべきマナーを熟知することは、選手にとって当然の義務です。それができていない選手が大変多かったということで、とても残念です。ちょっとくらいいいじゃないかと思う人もいるでしょうが、歴とした公式戦です。競技規則に則って実施しています。競技上の注意で述べたとおりです。書いてあるとおりです。このHPからダウンロードできるし、各校にも必ずあるはずです。もし、競技規則をまったく読まずに試合に臨んだ人がいるとすれば、そのようなことは二度としないで下さい。

 一年生大会は上位大会がないのですが、次に行われる新人大会には九州新人、全国選抜などの上位大会があります。勝ち進んだ選手が競技規則をろくに理解せず県代表とし大会に臨んだとき、どんなことになるでしょう。言い訳は通じません。知らなかったでは当然済まされません。競技規則は厳密に運用されます。だから、県内大会でもできる限り厳密に競技規則を適用しています。一部例外は「県内申し合わせ事項(ローカルルール)」として明記しています。必ず読んで下さい。

 競技規則は選手を縛るためにあるのではないのです。選手を無法者から守るために、そして公平な試合を実現するためにあるのです。昨日今日ぱっぱっとできたものではなく、高体連弓道専門部60年の歴史の中で検討に検討を重ねて、すべての選手が最高で公平な状態で競技できるように考え抜かれてできたものです。そしてその検討は今正に続いているのです。試合に臨む選手の皆さんはそんなことも是非心のどこかに留めておいて下さい。


6月28日(日)

 なんと半年近く更新していませんでした。いかんですねえ・・・・・・。弓道のお仕事はちゃんとしていたし、他のページの更新はそれなりにやっているんですが、ここはほったらかしでした。県総体もとっくの昔に終わり、全九州大会も終了しました。そして、全国大会の申込手続きも完了し、次は県内学校指導者講習会です。参加予定人数は昨年よりも少し増えています。特に、昨年は中体連大会直前ということで中学校の先生方の参加がとても少なかったのですが、今年は日程を変えたのが功を奏してるようです。晴天だといいなあ~。

 ところで、先月の話になるんですが、通勤途中に自転車でこけました。あちこちすりむいたり打撲したりしたんですが、右手首がいまだに痛いです。骨が折れたか!?というくらい酷かったんです。直後に比べたら随分ましになったと言え、現在も弓引くのはつらいです。ずっと保護装具付けています。じつは県総体の矢渡は痛みを我慢しながらの行射でした。痛いのでいつもより少し弱い弓(といっても21kg)を引きました。そのため、狙いがイマイチわからないまま離してしまいまして甲矢は見事に掃き中り( ̄0 ̄) 。恥ずかしくって、乙矢引かずに帰ろうかと思ったくらいです。乙矢はもうやけくそですよ。なんとか的まで届きましたけど、お話にはなりませんでしたね。

 一週間後の県民スポーツ祭はメンバーに入ってたのでテーピングしてがんばりましたが、練習不足はごまかせません。皆さんの足を引っ張ってしまい、入賞を逃しました。_| ̄|○

 今週末の県内学校指導者講習会では、ちゃんと引けるかどうか心配です。手首の状態は、少しずつよくなってきてはいるんですが、弓引けるかどうかはわかりません。練習してませんから・・・。予定では、最近手に入れた25kgのニベ弓を使い始める時期だったのですが、それはしばらく無理ですね。いつもの弓(23kg)を使えるようになるまで、しばらくはかかることでしょう。しゃあないです、ぼちぼち行きます。

 皆さんは、怪我などしないように気をつけて下さいね。(さりげなく強弓自慢になっている・・・・・・・・・)

 

  

1月14日(水)

 今年最初更新はとても嬉しいニュースからです。トップページにも書いてますが、全国選抜の宮崎県勢の成績が神懸かっているのです。詳しくは全国高体連HPに記録と動画配信をしているので見て欲しいのですが、まあとにかく会場にいると毎日おめでとうと言われてました

自分じゃ何もしていないんですけどね。それでも嬉しいです。

 動画配信を見るときに注目して欲しい学校があります。団体女子の都立美原高校です。決勝トーナメント1回戦で延岡学園と対戦したチームです。この選手たちの射形と体配が誠に素晴らしいのです。ほぼ教本通りの基本の姿勢、体配、射形。本来は当たり前である筈の事がきちんと出来ている学校は珍しいです。特に弓倒し後の執弓の姿勢。大人でもちゃんとできてる人は多くありません。足踏みも膝を曲げず息合いに合わせてしっかりやっています。もちろん的中も素晴らしいんです。予選通過し、延岡学園と同中競射までもつれ込み、僅かの差で敗れましたが、実力は伯仲していると言えます。そして、見事な体配ですから、一発で惚れ込んでしまいました。聞くところによると、指導している先生の弓道の力も素晴らしい方のようです。延岡学園の選手の動作も1つ1つ丁寧に真面目だし、縦横十文字の規矩は大変に素晴らしく、均等でスムーズな引き分けは安心感があります。そして両校譲らぬ手に汗握る試合展開ですから、非常に見応えがありました。今回の大会の中ではおそらく最高のカードだったでしょう。惜しむらくはこれが、1回戦であったこと。美原高校がベスト8に進んでいたら、技能優秀賞は間違いなかったはずです。ただ、ここで延学が負けてもらっちゃ困りますので、見ていて何とも複雑な気分でした。

 目指しているものがそこにありました。無理かな~と思うこともあったんですが、出来ないことではないんですね。負けちゃならんとも思います。頑張ってみます。

 

 閑話休題

 射場審判席に座ったことがありますか? 上位大会では度々その役が回ってきます。全国選抜の動画を見ると自分の姿がちらちらと映るのであまり好きではありません。とにかく眠いんです。それまで眠気のねの字も感じなかったのに、一立終わる頃にはやばいことになってきます。審判席に何か仕掛けでもあるんでしょうか。前夜に羽目を外した訳でもありません。不思議です。他の審判員も、同じように思っています。不思議です。誰かチャレンジしませんか?

 

 

12月4日(木)

 本日は専門委員長会が宮崎南高校で開催されました。企画方はすでに来年度の計画をあらかた作り終えています。専門部でも専門委員会を実施し、来年度の事業計画を作成しました。今後県弓連との調整を必要としますが、すでに来年度の行事は大体決定したところです。来年度は九州新人大会を主管します。皆さんのご協力は欠かせませんのでよろしくお願いいたします。

 さて、先日小倉で西日本大会(一般の大会)が行われまして、参加してみたら予選4射皆中してしまいました。練習でも滅多にできないのに、一体どうしたのでしょうか。自分が一番驚いてます。2射目は暴発気味で弓返りできず、3射目は派手にびくって周囲を驚かせ、4射目は間合いが遅すぎて、24人同時打起こしなのに1人だけ残ってしまい妙に目立ってしまいました。それでもいい結果が得られたのは、試合に勝とうと思って出たのではなく、その後に行われる昇段審査の練習のつもりだったため、無欲で行射出来たことが理由ではないかと思います。

 ところが時間をおいて行われた決勝射詰ではもうだめです。封じ込めていたはずの欲が頭をもたげています。休憩時間に知り合いから「すごいすごい」ともてはやされ、それまでは気にもかけていなかった豪華賞品の数々を眺めているうちに平常心を失っていたようです。予選の射がさっぱり出来ていないことに大三辺りで気づきましたが時すでに遅し。伸び合い不足で八寸的6時方向に僅かに外してしまいました。生徒には平常心を保て、中りを追い求めてはいけないなどと日頃偉そうに指導しているのが、自分じゃ全く出来ませんでした。

 それでも、試合の緊張感を久し振りに味わい、練習の成果をそれなりに出せたのは収穫でした。今後の指導にも生かせるだろうと思います。先生方も自ら試合に出てみるといいですよ。そして、昇段審査にも積極的に取り組むことをお勧めします。

 

 

11月16日(日)

 昨日の選手権大会は素晴らしい天候に恵まれ、スムーズな進行で成功裡に終わりました。関係の先生方や補助員の生徒の皆さん、ありがとうございました。延岡学園が全部門で優勝するという圧巻の試合運びでした。時代が来たのかなという感じですね。他の学校も頑張って下さい。記録上位を見ると、いわゆる上位常連校に割って入るようにいくつかの学校が名を連ねています。優勝校がどうしても目立ちますが、この辺りにも今後注目したいですね。ただ、今大会は3名の団体戦なのでチャンスがある学校も増えてくるんですが、5人団体の試合になると、選手層の厚薄が浮き彫りになります。3人目までは何とかなっても、4人目5人目となると、頭数だけでは補えない物がありますね。新年度の総体に向けて、冬の間にどれだけ強化していくか・・・、皆さんで考えて練習していきましょう。

 昨日の矢渡しは久しぶりに束中できました。こんな時は自分の学校の成績も良くなるといいんですが、今回はあまり関係なかったようです。偉そうに上から目線で物言ってる場合じゃないですね。写真を送ってもらったので眺めてみましたが、自分じゃ「できてる」と思ってたところが随分「????」な感じで、少々落ち込みました。逆の部分もあるんですけどね。もっとがんばらにゃいかんです。

 今週末は自分が大会参加と昇段審査、次の週は専門委員会、そして小笠原流の行事、そしてトップアスリート合宿・・・試合が終わっても全然暇がないぞ。

 

 

11月13日(木)

 寒くなってきました。通勤経路の中で自転車を使っている私としては、汗だくにならなくて済むのでありがたい事です。しかし、それと引き換えに、自転車を降りて早朝の駅のホームに立って電車を待っているのがつらい季節となります。ホームでの待ち時間をいかに短くするかが今からの課題です。しかし、あまりぎりぎりに到着すると、好みの席に座れない事もありますので、難しいところです。皆さん風邪など引かないように注意して下さいね。

 

 

11月11日(火)

 右の膝小僧に小さな腫れ物が出来ました。練習するときにいやな予感がしました。案の定、跪坐のために右膝を床に降ろすと、ちょうどのところです。痛いです。日常生活には何の影響もないほんの僅かなものなんですが、坐射をするのにとっても気になります。矢渡をする土曜日までに直るかなあ…。



11月7日(金)

 九州新人大会の視察からの帰り道、運転しながら気づいてしまいました・・・傘忘れてきた(涙)。結構お気に入りで、何度かあちこちで忘れ物しましたが、手元に戻ってきてました。しかし今回ばかりは、植木だもんなあ。ペンネームのシールは貼ってたけど、知らない人には理解不可能でしょうね。ぐすん。

 

 ところで、県選手権の申込データは有資格校全てから届きました。ありがとうございました。こちらからは催促しないよという予告(脅し!?)が効きましたかね。

 

 

10月23日(木)

 新人大会の前日準備の日から昨日までずっと出張だったので、いろんな方からのメールや連絡に対応しておらず、それなのに今日はめいっぱい授業・実習が詰まっている。今から、怒濤のメール連続送信です。私からの連絡が無い(怒)という方々、しばらくお待ち下さい(m(_ _)m)

 新人大会で上位選手の射を、一つのポイントを中心にして見ていました。射形はいろいろで中には???というのもあるんですが、上位に位置する選手のほぼ全員が私の見ているポイントはしっかり出来ていましたね。そこが強さの理由の一つかも知れません。実は、自分の学校の生徒たちはそれが出来ていないのです。うーん、やはりそうであったか。自分の学校の弱さの秘密を少し解き明かすことが出来たかもしれません。よおし、次の試合に向けて特訓開始じゃ!!・・・・どんな点が課題なのかって? それは教えられません。というか、みんな知ってるはずのことですよ、うふふっ。



10月17日(金)

 新人大会の準備が佳境になった今日、あることを思い出しました。池田旗のことを何も考えていなかった・・・・・・。まずい。昨年度(今年1月)は成人の日に実施したけど、来年の成人の日は、全国選抜が鹿児島で行われているので、ちょっと無理かもしれません。その週末の17日ならいいかな~武道館の空き状況を見てからじゃないと決められん。ああっ、あれこれあってもうっ!!!!%#*@×¥÷⊿$$$}」γ○◇+・・・・・



9月28日(日)

 昨日は県連主催の学校指導者講習会を県武道館で行いました。参加者が9名とかなり寂しいものでしたが、その分密度の濃い練習になったと思います。国体出場を決めている本県代表チームが遠的練習に来ていたのですが、雨のため近的をすることになりまして、受講生はその様子を看取り稽古しました。緊張感ある行射に参加者は多くのことを学び取ることができたと思います。しかし、私は稽古の途中で体調不良に陥り、以後見学となってしまいました。皆様ご心配をかけまして申し訳ありません。ほとんどの方が、「忙しすぎだよ」とか「気を遣いすぎ」って慰めてくれたのですが、若干の方が「歳なんだから」と言って下さいました・・・・・・。面と向かって否定できないお年頃であることは確かなんですが、いきなり正面からずばっと言われるとちょっとねえ~。逆に考えれば、それを言い訳にしても良いということなんですかね。老け込むにはまだ早いと思っていますが、あまり無理をしてもいけないですね。皆さんもお気をつけ下さい。

 監督研修会と、講習会の写真は少ないですがFacebookに貼り付けときます。



8月15日(金)

 暑いですね。日頃練習に励んでいる人たちも、さすがに今日くらいは休みなんでしょうね。でも、盆明けにはすぐに練習が始まり、来週は一年生大会です。うちの学校の一年生女子は、総体にも無理矢理出場させたので、それほど心配ないんですが、学校によっては最近ようやく的前に立ったなんてところもあるでしょう。他県には一年生大会などはないというところも多いので、一年生の育成はそれぞれ色々です。熱中症対策を十分に行って練習に励んで下さい。

 ところで、今年は一年生大会とブロック国体の日程をずらすことができず、関係校にはご迷惑をおかけします。ブロック突破を目指してがんばってください。

 

 

8月11日(月)

 全国総体の弓道競技が終了しました
 なんと言っても都城工業の有馬選手が個人戦男子で優勝というのが一番の成果です。女子では延岡学園の荒木選手が5位に入賞。こちらも素晴らしい成績です。全国の高校弓道の競技人口はおよそ6万人(男女ほぼ半々)で、その頂点と上から数えて5番目です。考えられない程のレベルです。私自身中学からずっと弓道をやっていますが、私なんか及びもしない殿上人たちの世界ですね。ホントに素晴らしい人たちが自分の県にいるなんてとても誇らしいです。直接指導しているわけでもないのに、他県の先生方から「おめでとう」と言われるんですよ、戸惑ってしまいますがうれしいです。
 さて、今年の全国総体ではハプニングがありました。それは…詳しく書くと難しいので、ものすごく簡略化しますが、ある(他県の)監督の不用意な言動がルール違反と裁定され、選手の順位が降格させられたのです。射場にいる選手は、射場内外からを問わず他の者にアドバイスを求めたり、受けたりしてはいけない決まりがあります。従って、監督が選手に何か声をかけることはできないということです。ところがある監督がそれに抵触する行為をしてしまったのですね。生徒が悪いわけではないのでかわいそうなのですが、故意でなくとも反則を犯せばそれに対するペナルティは当然あります。珍しいケースではありますが、競技のルールを今一度確認する良い機会だと思います。競技規則を改めてしっかりと読み込んで下さい。監督も選手もこれは同様の義務だと思います。知らなかったでは済まされませんので、ぜひよろしくお願いします。
 ところで、全国高体連弓道競技規則は今年大幅に改訂されます。附則である運営細則や申合せ事項も変更があります。データが届き次第、HPにアップします。1年生大会では色々お知らせできるかと思いますのでしばらくお待ち下さい。ただし、施行は来年度からなので、今年度中は今までの規則のままで行きますから間違えないで下さい。

 

 

 

 

7月22日(火)

全九州大会では宮崎県選手団が大活躍でした

特に団体戦では男女ともに準優勝という素晴らしい結果

最後に負けたので悔しさもありますが、揃って上位に進めたというのは大変にいいことだと思います

 

さて、全九州大会では、各県の専門委員長が射場審判をします

二つの射場にそれぞれ1人という配置なので、精神的に結構大変です

県大会を見ているとなかなかイメージが湧かないかもしれませんが、射場審判の仕事は「見る」ことです

記録とってはいけないんです。ひたすら見てなきゃならないんです

書くのは簡単ですが、実際やって見ると大変です

身動きさえはばかられる試合中の射場です

第2射場の審判席は、小机一つが離れ小島のようにポツンと置かれています

睡眠不足の自覚がないときでも、そこに座ったら睡魔との戦いが始まります

万が一でも判定すべき瞬間を見逃したりしたら大変なことになります

責任重大な仕事なんです・・・・・・、九州レベルの大会で、反則が起きることはまずないんですけどね

 

今回は、矢渡しの第二介添えをした関係で、審判の回数は減らしてもらいました

それでも、1時間くらいじっと座っているのは大変でした

でも

全国に近いレベルの大会で選手の行射を特等席で見ることができるのです

なかなか他ではできない経験です

県内各校の先生方、やって見ませんか? 

あ、でもそのためには専門委員長になるか、大会に委員長代理で出向く必要がありますね

いいですよ、どちらでもやって見てください!! 

いつでも言って下さいね・・・・・・

いや、ほんと、だれか替わってくれてもいいんですよ

 

 

 

5月30日(金)

県総体終わりましたね

自分のチームがどうしようもない成績だったので

反省しきりです

今年は決勝の日の対戦で接戦が多くて見応えがありました

しかし

特に男子でマナーのなってない学校が複数ありました

武道ですから、ちゃんとして欲しいです

それから

応援で自分たちのことしか考えない身勝手な応援をする学校が結構多いですね

やめて欲しいです

こうやって警告しているにもかかわらず

改善されないのなら

応援禁止なんてこともあり得ます

県によってはそういうところもあるんですよ

 

 

5月16日(金)

うーん

数日前から右肩にしびれを感じる

そして今日はは左肩にもすこし・・・・・・

首と肩の痛みはずっと続いてます

 

県総体では矢渡しを復活させるということなんですが

なにか、昨年の全九州大会の直前みたいな雰囲気もあり

いやな感じです

とりあえず自分の弓を扱える状態ではありますが

うーん困った

 

 

5月2日(金)

昨日は監督会議でした

資料の説明や提案をすべて僕がすることにしていたため

しゃべりっぱなしになってしまいました

かなり疲れました

次回からは分担して提案説明してもらおう

監督会議を経ないとプログラムの発注ができません

昨日、印刷屋さんに確認したら

4連休明けに版下提出すれば、高体連への〆切に間に合うとのこと

間に合わないとなれば

昨日から今日まで徹夜で泣きながら作業しなければならないところでした

ほっとしました

 

会議のなかで楠見さんの弓を購入したと自己紹介された先生がいました

竹弓は値が張るので

購入には強い動機と「決断!!」が必要です

僕は先日の審査で不合格だったときに

その会場で黎明さんの弓を購入しました

半ばやけくそです

高い物買ったんだから

その分しっかり頑張らねば!!!というプレッシャーを

自分にかけるような物です

 

今年はそれにプラスして

矢渡しという重圧も自分に対してかけてみました

どういう結果が待ち構えているんでしょうね・・・

K先生 頼むから「無事に2本引いて下さい」などという

変なプレッシャーをかけないで下さいね   

 

 

 

3月27日(木)

年度末になり慌ただしい日が続きます。

県北地区で専門委員のなり手がいなくって困っています

誰かやってもいいという人いませんか?

 

4月はじめから春季地方審査が各地で始まります。

受審希望生徒が連盟登録をしていない場合には

新規登録をする必要があります(有料)

当サイトのダウンロードから必要な様式が入手できます

記入の上宮崎県弓道連盟事務局までメール添付で送って下さい

その際、事務局に電話連絡もお願いします(ただし、新年度から事務局移転の見込みです)

 

   
Email : miyazakiken@kyudo.jp

HP : http://m-kyuren.jimdo.com/

 

 

 

 

 

 

 

3月15日(土)

武道館15周年記念大会が終了しました。

寒い中、皆さんお疲れ様でした

採点制という、はじめての形の大会ということで

手探りの部分も随分ありましたが

何とか終わることができました

できればこの形の大会を継続して実施してみたいです

いろんなご意見をお寄せ下さい

 

 

 

 

 

3月9日(日)

全国高体連弓道競技規則改正案が送られてきたのでアップしました

字句訂正が主な内容ですが、全日本弓道連盟の競技規則が改定されるのに対応した改定もあります

内容的にはおおむね現行と変わりないのですが、射場毎の人数は位置の原則変更される内容となっています

今年夏の全国総体時に行われる専門委員長会議で審議されることになるので、それまでに県内でも議論し、賛否または修正案等をまとめる必要があります。

皆さんもよくご覧になって下さい

 

 

 

 

   

 

3月4日(火)

2月下旬に第2回全国指導者研修会に参加してきました。

千葉県勝浦市にある日本武道館研修センターで行われました。弓道の実技研修も当然ありましたが、指導者技術の研修や心得についての座学もあり、とても充実した内容の3日間でした。今後いろいろな機会で還元して、県下高校生、そして先生方のスキルアップに貢献したいと思っています。

 

 

 

 

 

2月6日(木) 

宮崎県武道館開館15周年記念宮崎県高等学校弓道大会の要項をアップしました。前々からするとは言い続けてましたが、準備が進まずこんなに遅くなってしまいました。的中よりも射形・体配を評価するという難しさがあるので、どんなことになるかわからない部分もありますが、武道館からの提案でもありますので、思い切ってやってみましょう。いつもは上位に来られない学校にもチャンスがあります。

 新しい試みとしては、高体連主催大会以外の大会では初めて要項の配布と申込をWeb上で行います。それだけのために簡単にHPを作ってみました。他の機能は何も与えていませんが、今後の状況によってはここを情報発信の拠点とするかもしれません。

 いろいろ意見を聞かせて下さい。

 

 なお、15周年記念大会の役員は、申込書の引率と監督に記載されている先生方にお願いしようと思います。役員には弁当と些少でありますが交通費補助がでます。準備の都合がありますので、役員が出来る先生方は必ずどちらかに名前を記載して下さい。また、生徒は参加できないが、役員としてなら参加可能という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。

 

以上よろしくお願いいたします